鞍馬工房とは

鞍馬工房は、京都・鞍馬の植物や素材から、暮らしの道具をつくる工房です。2027年春、鞍馬温泉の向かいにある古民家を開きます。一階は店とカフェ、二階はものづくりの場所になります。

四十四代目として

私の家は、二ノ瀬に四十四代続いています。平安時代に都を追われて落ち延びた惟喬親王を護衛し二ノ瀬に落ちのびた先祖が、江戸時代は林家の知行地となったこの土地の産物とともに暮らしを立ててきました。私は、その続きとして、鞍馬の素材でものをつくる工房を、ここに開きます。(文責・今江康弘)

二ノ瀬という集落 →

鞍馬に、仕事を創り出すお手伝いを

子供の頃、夕暮れになるまで森や川で遊び、暮らしを間近に見て育ちました。

若い世代が鞍馬で働き続けられるよう、仕事を創り出すお手伝いがしたいと考えています。

鞍馬工房での植物や素材を使ったものづくりや体験を通じて実現したいのです。

つくるもの

惟喬親王は木地師の祖として有名で、ゆかりの鞍馬杉や桧の間伐材で暮らしの道具をつくります。

鞍馬石や京アカネなど、地域の素材を使った商品も少しずつ増やします。

体験

鞍馬杉の間伐材でつくる箸と、京アカネの染め物。箸は、木を選び、削り、手に馴染むまで磨きます。染め物は、京アカネの根を煮出して布を染めます。開始時期や料金は、決まりましたら体験のページでお知らせします。

主宰について

今江 康弘(いまえ やすひろ)
有限会社キノ 代表取締役

家に受け継がれてきた林家・奉先堂関係の資料を散逸させず、学術研究に役立つ形で未来へつなぎたい。その思いから、関係資料を京都市に寄贈しました。資料だけでなく、その由来も次の世代へ伝えていくことを大切にしています。

地域への貢献は、高校生のころにもさかのぼります。9歳で父を亡くし、当時自身の名義となっていた土地を、鞍馬小学校の創立100周年記念事業にあたり京都市に寄贈しました。その土地は、学校のグラウンドの約三分の一にあたります。思い出の小学校も149年で閉校となりました。

1960年 鞍馬二ノ瀬町に生まれる。
2024年 京都市歴史資料館へ今江家文書を寄贈。
2025年 紺綬褒章を受章。
2026年 鞍馬温泉の向かいの古民家を取得し、改装をはじめる。
2027年春 鞍馬工房を開く予定。

紺綬褒章紺綬褒章の褒状

木立を背に立つ鞍馬工房の今江康弘

主宰

今江 康弘

改装中の古民家二階。天井を剝がして現れた太い松の梁と、壁を採寸する人

工房になる古民家

鞍馬温泉の向かいに立つ古民家。2026年8月、改装中